(株) 寿原テクノス

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熱伝導率高い銅を使いながらもコスト抑制の「ハイブリッドチルベント」

クリアランス拡大でき、高いガス抜き効果

 ダイカスト金型メーカー、寿原テクノス(愛知県稲沢市、伊藤彰社長、TEL 0587-32-1110)は銅の熱伝導率の高さと鋼材の強度を併せ持った独自開発の「ハイブリッドチルベント」の販売を強化する。銅の使用によりアルミの凝固が促進され、クリアランスを広く設定でき、高いガス抜き効果が得られる。さらに溶湯による損傷を受けやすい部位は鋼製にすることで耐久性を向上させ、銅の使用を必要部に留めることでコスト低減を実現した。

 ダイカストの鋳巣削減を目的に、ガス抜き効果を高める手段としてベリリウム銅製のチルベントが使用されているが、高額である反面、寿命が短いという声が聞かれる。ベリリウム銅製チルベントの耐久性に関するデメリットとして、溶湯による浸食とヒートチェックの発生によるアルミの張り付きが挙げられる。

 こうした背景を受け、同社が開発した「ハイブリッドチルベント」は溶湯による浸食を受けやすい入口側を鋼材とし耐久性を維持しつつ、隙間を拡げても凝固できるように山部に銅を使用した二層構造とした。熱伝導率に優れた銅を使用することでベント部のクリアランスを 0.8~1.0㍉に拡大でき、高いガス抜き効果が得られる。

 また銅部に発生するヒートチェックは溶湯の熱を受ける入口側に集中していることから、使用途中にヒートチェックが発生しても銅部分を前後回転させて使用することで損傷を受けていない後方部を入口側に使用でき、寿命を延ばすことが可能になる。この構造により、銅の使用は必要部位のみに抑えられ、価格上昇も最小限に抑えられる。

【寿原テクノス】金型製造・補修のほかガラス、セラミックス加工事業、超音波加工装置開発・製販を手掛け、従業員数133名。ダイカスト金型設計・製作で航空・宇宙及び防衛業界向け品質管理システム国際規格「JIS Q 9100:2016及びJIS Q 9001:2015」の認証取得、さらに愛知県から愛知ブランド企業として認定されている。

 金型ではダイカストマシン2500~350㌧機用のものを製造し、四輪車向けではシリンダーブロック、トランスミッションケース、コンバーターケース、バルブボディ、ラックハウジングなど、二輪車部品ではカバー、カバークラッチなど、船外機部品ではギヤケース、エンジンホルダーなど、その他部品向けではガスメーターケース、シリンダーバレル、シリンダーなど。

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