(株) PREX

[PR]

作業環境改善と生産性向上を両立する新たな射出周辺製品

「新射出カップリング」、「プランジャーマスター」、「スプレーアトマイザー」

 ダイカスト周辺設備を手掛けるPREX(兵庫県加古川市、橋本成広社長、TEL 079-490-4100)は作業環境改善と生産性向上を両立する3製品(特許取得済及び申請中)の本格拡販を今夏から順次始める。完成車メーカーやティア1及び2等での実証データ取りが完了し、採用実績に結びついていることからダイカスト業界での幅広い周知に乗り出す。

 2017年設立の同社が打ち出す3製品の一つ目は新ダイカスト射出カップリング「D-CONNECT」(特許取得済)になる。摩耗、経年による劣化、熱による変形など従来の射出カップリングの問題点を解決する製品で、マシン135~3500㌧機まで対応する。

 従来、標準カップリングの問題点として、①繰り返しによる摩耗によりスペーサーの減りにより隙間が増大、②経年変化により固定金属の重みによる変化、③熱膨張によりバナナ現象発生、等がある。

 これに対し、「D-CONNECT」はカップリング内部にプランジャスリーブとチップの局部的かじりや摩耗を低減するフローティング機構と、ビビリを低減する常時与圧機構を同時搭載。これによりキャビティ内の圧力変動を抑え、品質安定化が図れ、かじりや摩耗の低減化によりチップやスリーブの交換頻度が減少。さらに既存のプランジャロッドをそのまま使用できる。

脱3Kと火災リスク大幅減

 2点目のプランジャー潤滑剤スプレーシステム「プランジャーマスター」(特許申請中)。は油性黒鉛不要で脱3Kと火災リスク大幅減、さらに製品への炭素系ガス含有量削減も見込めるのが特徴。

 黒鉛系潤滑剤はプランジャー潤滑にアルミ溶湯が注がれた時、大きな炎が発生し、床など煤により黒く汚れ、滑りやすく作業環境悪化の原因になる。このため「プランジャーマスター」は油性黒鉛から脱却し、射出周辺環境の大幅改善を目指し開発。新方式により難燃性潤滑剤をスプレーミスト化し、少量ながらもスリーブ内面全体に塗布できる。使用量の可視化もでき、アトマイザーには最大3箇所の吐出口があり、個別制御化しており、各吐出口の流量・時間設定が可能。

離型剤付着率が大幅向上

3点目はスプレーアトマイザー「SPLIXシリーズ」(特許取得済)。従来の離型剤少量スプレーアトマイザーにはない微細粒子化、高い直進性、詰まりにくさが特徴。

 独自機構により離型剤付着率が大幅向上し、ノズル単体だけで少量化が可能。微細粒子化により離型剤も乾きやすい。少量タイプでありながら独自のスパイラル(螺旋)構造で熱被膜を打ち破るほど高直進性を実現、気化熱による冷却効果も期待できる。さらに一般に普及する従来品よりオリフィス径が広く、詰まりにくい設計で作業ロス大幅減が見込める。

◇お問い合わせは

TEL:079-490-4100  FAX:079-490-4102 

HP:https://prex-eg.co.jp/