日本ルツボ(株)

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アルミダイカスト製品の不良を10分で検査

高い省エネも実現、「ブローホールチェッカーBC-1」


日本ルツボ(東京都渋谷区、大久保正志社長)の築炉事業部(TEL06・6744・9331)は中部電力(名古屋市、勝野哲社長)と共同で、アルミダイカスト製品の不良検査装置「ブローホールチェッカーBC-1」を開発、本格販売を始めた。

同装置は赤外線式を採用しており、従来の検査方法となる熱風循環式に比べ検査時間は50%以上短縮の約10分となる。さらに立ち上げ時間も短く、高い省エネルギー性も実現する。製品の検査可能範囲は最大で寸法φ150×H80㍉、重量約700㌔㌘。

同装置は赤外線式を採用しており、従来の検査方法となる熱風循環式に比べ検査時間は50%以上短縮の約10分となる。さらに立ち上げ時間も短く、高い省エネルギー性も実現する。製品の検査可能範囲は最大で寸法φ150×H80㍉、重量約700㌔㌘。

通常、抜き取り検査工程においては製品が柔らかくなる温度(約530~560℃)まで加熱し、製品内部の空気を膨張させることで製品表面が膨れ、その膨れ具合から製品の良否判定を行なう。

従来の検査では装置内で熱風を循環させて製品を加熱する方法などが採用されていた。だがこの方法は製品を約20〜30分加熱する必要があり、生産性向上を実現するために加熱時間の短縮が求められていた。

これに対し、同装置は金属加熱に適した約1250℃の中赤外線ヒータにより、製品を直接加熱するとともに最適な温度制御プログラムを構築。これにより従来比で検査時間を50%以上短縮できる。また立ち上げ時間も短く、製品を直接加熱するため、高い省エネルギー性も実現。

加えて接触式温度センサーを搭載しているため、製品本体の温度を直接測定することができ、正確な温度で検査を行うことが可能。

仕様は本体寸法が炉体W775×D475×H1800㍉、制御盤W800×D300×H1800㍉、設置スペースW2500×D1000㍉、本体重量260㌔㌘(炉体)、130㌔㌘(制御盤)、ヒータ出力16kW(カーボンヒータ:2kW/本×8本)、圧縮エア100L/min程度使用(0・5MPa以上)。