東洋機械金属(株)

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ハイエンド機種の性能を標準機種(型締力125~1250㌧)に装備

油圧式ダイカストマシン最新シリーズ「BD-V7EX

 東洋機械金属はハイエンド機種の領域とされていた性能を、標準機種に装備し市場展開する戦略の一環として油圧式ダイカストマシンの最新シリーズ「BD-V7EX」をラインアップし、4月から受注を始めた。ラインアップしたのは型締力125トンのBD-125V7EX2020万円)から1250トンのBD-1250V7EX13270万円)まで10機種。


BD-V7EX」シリーズは加速度を向上させた射出装置として独自の新開発技術「T-HRV System(特許出願中)を搭載し、高速加速度100Gを実現する。金型抵抗に負けない高速充填が可能で、短時間充填と鋳巣の微細化で湯ジワや内部鋳巣による不良率を低減。伝統のマルチインジェクションシステムとの組み合わせで低速から超高速まで不良率低減に貢献する。

BD-V7EX」シリーズの主な特徴は次の通り。

1.加速度を向上させた射出装置

 独自のT-HRV Systemを搭載し、高速加速度100Gを達成。金型抵抗に負けない高速充填が可能。短時間充填と鋳巣の微細化で湯ジワや内部鋳巣による不良率を低減する。伝統のマルチインジェクションシステムとの組み合わせで、低速から超高速まで幅広い分野での不良率低減に貢献する。

2.新制御「SYSTEM 700EX

 「視認性」「操作性」「メンテナンス性」「利便性」の機能性を向上。「視認性」では動作工程のアニメーション化、I/O 状態、測定レベルメータ表示で視認性を向上。さらに各バルブの動作パターン、測定値表示も画面で表示。「操作性」では射出グラフ表示を3系列から最大6系列に増加。追加の3系列は任意の項目を選択可能。また捨て打ち動作の制御段数を3段プラス、また制御パターンも追加。工程がわかりやすい設定補助ウィンドを採用。マシン停止時には自動排湯の設定が可能。「メンテナンス性」ではアラームの詳細をポップアップ画面で確認可能、原因表示でメンテナンス性もアップした。さらに射出回路の状況を画面上に表示し、センサ測定値、油圧フロー表示でトラブルを早期解決。「利便性」ではモニタデータの表示ショット数を増加し、トレーサビリティが大幅に向上。グラフデータのPC取り込みが容易になりトレーサビリティが大幅向上し、さらにアラーム履歴・設定歴・半固定値履歴の保存数が増加。CSV形式で出力。