(株)日立ハイテクサイエンス

「PR」

SDGsなど環境対応でダイカスト製品の品質管理一段と厳しく!

卓上・据置型、携帯型の「成分分析装置」を拡販

日立ハイテクサイエンス(東京都港区、XR営業一課TEL080・1172・7021)はダイカスト市場向けに成分分析装置の拡販に乗り出す。SDGsをはじめ環境対応を背景に一段と厳しさを増すダイカスト製品の品質管理に合わせ、日立ハイテクアナリティカルサイエンス社(英国)が製造する卓上型、据置型及び携帯型の固体発光分光分析装置(OES)製品を揃え、国内販売を開始した。

固体発光分光分析装置は、固体金属の成分分析装置で、短時間で組成測定ができることからダイカスト、製鉄等で広く用いられている。今回販売開始するシリーズでは、検出器にCCDセンサ/CMOSセンサを採用したモデルを取り揃え、卓上設置が可能な装置サイズを実現、設置場所を選ばないのがメリット。小型ながらアルミ、亜鉛ダイカスト材料の合金種判定や分析、鉄鋼中の炭素や微量有害元素である窒素の分析も可能だ。

また以下で紹介する主力の2製品は光ファイバーを使用しない直接測光方式のため、光ファイバーやレンズなど光学系部品のメンテナンス頻度や経年劣化の影響を最小限に抑えられるほか光学系を小型設計にすることで、少ないArガスで運用できランニングコスト低減も図れる。

主力2製品の特徴

卓上/据置型固体発光分光分析装置 「OE750」(980万円)

① 直接測光/CMOS検出器搭載で、検出器をCCDからCMOSに変更したことで分解能が従来機と比べ倍に向上。アルミダイカストにおけるリン(P)、ビスマス(Bi)、アンチモン(Sb)、カルシウム(Ca) 、鉄鋼中のN(窒素)など様々な微量有害元素の検出が可能。ピークポジションアライメントシステムを採用し、取得するスペクトルのピーク位置を自動で調整、温度や気圧等の変化によるドリフトの影響を最小限に抑えられる。

② 卓上サイズで1ppm(0・0001%)の定量が可能。

③ 標準で35元素測定可能(Al専用プログラム)。

④ メンブレンポンプ採用のため静音かつオイルレスで稼働しメンテナンスフリー。


OE750

FM Smart

卓上型固体発光分光分析装置「FOUNDRY MASTER Smart」(600万円)

① CCD検出器搭載のエントリーモデルで、ADCやZDCの成分管理に最適なダイカスト対応モデル。汎用機でありながら様々な合金の有害元素を検出。

② 卓上サイズで1ppm(0・0001%)の検出可能。小型軽量な筐体は持ち運びケースもあり、他工場での測定や出張測定もできる。

③ 標準で30元素測定可能(Al専用プログラム)。

④ 真空ポンプ不要で、静音かつメンテナンスフリー。