(株)ヒシヌママシナリー

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一段と精度求められる国内の亜鉛ダイカスト製品ニーズに対応

500㌧大型ホットチャンバーマシン、国内初納入


ヒシヌママシナリー(埼玉県嵐山町、菱沼省三社長)は亜鉛用ホットチャンバーダイカストマシンとしてクラス最大の500㌧機「CX500」を亜鉛及びアルミダイカスト製品を製造する大原工業(長野県佐久市、春原晃夫社長)に1月15日納入した。「CX500」はこれまで海外で納入実績が20台近くあるが国内は初となる。

大原工業は既に稼働を始め、ガス部品向けの製造を始めた。さらに今後は自動車部品や装飾用の模造刀等の製造で使用する予定だ。亜鉛ダイカスト需要は全体的には低迷しているが、ユーザーの安定供給にともなう生産地分散化や品質精度を求める機運で国内回帰の流れもある。特に亜鉛の大型部品需要は特定分野で一定数あり、近年一段と品質精度を求められることから大原工業は今回、「CX500」を増設した。

「CX500」はタイバー間隔710×710㍉、ダイストローク644㍉で、型締装置は応力解析と長年の蓄積されたノウハウにより高精度、高剛性、長寿命を実現する。射出機構はロジックバルブを使用した高速射出の性能と安定性で、低高速切替えは外部LSにより容易に調整可能だ。操作性としては型締、押出、タイマ、射出設定などの全ての設定変更がタッチパネルの操作盤で行える。

製造対象は水栓金具、自動車部品、家電製品、建築金物等。