ダイカスト金型に特化する

新型温度調節機 「KCO-i シリーズ」

型冷却向上、メンテも楽

レイケン（東京都中央区）は油を媒体とするダイカスト金型向け熱媒体循環装置「KCO-i シリーズ」をJ-dec 開催日の14 日から発売開始する。熱媒体（油）循環装置は主に金型やロール、ジャケットを温調する温度調節機で、今回、ダイカスト金型向けに新規開発を行なった。今年6 月から採用している新型コントローラーの搭載に加え、ダイカスト金型向けに2系統別温調機能を備え、高圧ポンプを採用。対応温度は300℃まで。

コントローラーの特徴は、①視認性の高い7 インチタッチパネルを採用、②メイン画面に従来から表示されていた温度表示に加え、媒体流量を表示、③メンテナンス促進お知らせ機能を表示、④トラブル時に解決方法をQ&A 方式で表示。

機能の特徴は、①ダイカスト用に高圧ポンプを採用し、金型冷却効率向上、②2 系統温調機能をコンパクトな筐体に集約、③30kw×2系統の加熱能力を搭載、④媒体流量表示機能（圧力換算式）、⑤スケール等の詰まりによりメンテナンスが必要となる冷却器を機外に設置することでメンテナンス性向上、⑥豊富な通信規格に対応（MODBUS、SPI）

写真は2系統ダイカスト金型向け熱媒体(油)循環装置「KCO-9030Ni2/300」