ビューラー(株)

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自動車大型アルミ構造体や大型複雑形状5G部品の需要増見込み

世界最大、8400㌧超大型ダイカストマシン誕生

                             

スイスのダイカストマシンメーカー、ビューラー(日本法人・横浜市港北区、TEL045-477-3032)は世界最大となる型締力8400㌧の超大型ダイカストマシン「Carat840」(タイバー間隔2500㍉)を発表した。

ビューラー8400㌧のイラスト
2019年市場投入したビューラー5600㌧

同社の超大型機の市場投入は2019年に販売開始した5600㌧、2020年リリースの6100㌧に次ぎ3機種目となる。用途は大型車両向けリアボディ部品等の大型アルミ構造部品やEV、ハイブリット車向けバッテリーケース、複雑形状かつ大型5G向け部品等の製造。8400㌧機は「ユーザーからのオファーがあれば販売できる態勢」としており、問い合わせはダイカストビジネスエリアセールスエンジニアの太田朝裕氏(080-1012-4140)まで。

同社のマシンは2018年まで最大4400㌧までのラインナップだったが、近年の超大型機の相次ぐ市場投入は、自動車業界で大型アルミ構造部品の重要性が急速に高まっていることと大型複雑形状な5G向け部品の需要増を見込んでのもの。

同社は「新しいモビリティの概念とデータ使用量の増加が新たな大型ダイカスト製品の需要増につながっている」とし、「過去2年間で5G部品がEV用の大型バッテリーハウジングと同じようにダイカストで製造されており、この需要はダイカスト業界にとってチャンスであり、これら部品の全てにおいて膨大な量の可能性を秘めている」とみる。

このため同社は超大型機を相次ぎ市場投入することで、大型アルミ部品の多数個取り(リアメンバー2個取り等)が可能な生産インフラを用意し、「大型部品製造に費用対効果の高いソリューションを提供できる」と自信を持つ。

· なお、5600㌧機「Carat560」(タイバー間隔2200㍉)は最大鋳込重量(アルミ)73㌔㌘、6100㌧機「Carat610」(タイバー間隔2200㍉)は最大鋳込重量(アルミ)105㌔㌘で、8400㌧機「Carat840」は最大鋳込重量(アルミ)は現在未定としている。

2プラテン・トグルレスダイカストマシン

ビューラーは約100年にわたりダイカストマシンの開発・設計・製造を手掛け、全世界で累計7千台超のマシンを納入している。スイス本社、米国、中国の3カ所の製造拠点に90ヵ所以上のグループのサービス拠点網を有し、ダイカスト向け装置、周辺機器を提供。 

Caratシリーズは大型複雑構造部品の製造を目指した2プラテン・トグルレスダイカストマシンで、1050㌧からラインナップ。従来の3プラテン・トグルマシンよりも全長が15~20%短く、高剛性で省スペース設置が可能だ。

Caratの型締機構は油圧駆動になっており、パスカルの原理を用いることにより型締め圧力の均一化を図っている。また独自の射出制御技術により、位置速度制御段階において速度のみならず圧力でも制御しており、サージ圧の影響を抑制。IoTにも対応し、リモート管理だけでなく設備の各主要部品も壊れる前に寿命を予め知らせる機能を搭載し予防保全・管理ができる。

同社の2プララテン・トグルレスダイカストマシンの特徴は独自の油圧型締めシステムにより、金型並行度を補正。鋳ばりを抑え不良品や金型トラブルを低減できるほか、以下の特徴がある。

(射出ユニット)①射出条件を自在に設定可能。位置・速度制御段階および時間・圧力制御段階それぞれ最大20点設定可能。②マシンのシステム圧が210bar(21MPa)と高く、プランジャー径を小さくでき、素早い加速と減速を実現。③射出位置を無段階に昇降可能。  

(コントロールシステム)①ビューラー独自の射出解析技術により射出毎にマシンを制御。②タッチパネル式一体型制御による直感的な操作。③射出条件をきめ細やかに設定・管理。④自己診断機能搭載。マシントラブル時はマシンが故障個所を探査し、対応方法を表示。

(独自の真空統合システム「SmarVac」と連携)①スリーブ1系統、エジェクター1系統、金型最大4系統、合計最大6系統真空引き可能。②システムはダイカストマシンに完全に統合され、マシンの操作パネルから設定や管理が可能。