2024ダイカスト展示会注目のブース
ALROTEC
エコでコスト効果高い
欧州製スリーブ「innoSleeve」(インノスリーブ)
長寿命でCO2 70%減
スペインのH T Sグループに属する射出部品メーカー、ALROTEC(アルロテック)は環境に優しくコスト効果の高いダイカストスリーブ「innoSleeve(インノスリーブ)」を開発し、披露する。HT Sが独自開発した特殊合金を使用し、インサートを2つに分け、インサートスリーブのみの交換が可能で、取り付け取外しも顧客自身で交換できる。特徴は次の通り。
○従来スリーブより最大40%長寿命=スリーブの直径と長さ全体を保護するインサートが組み込まれ、反りや浸食、摩耗を最大限抑制するため、スリーブ交換頻度や使用回数が減少。
○高い耐摩耗性=従来の1.2344スリーブ(EUROダイス鋼規格でSKD61相当)に比べ28%の耐摩耗性向上。1.2343スリーブ(EUROダイス鋼規格でSKD11相当)に比べ87%の耐摩耗性向上。
○ 摩耗しやすい部分のみの交換式により、①CO2排出量を最大70%削減、②製造コストを最大40%削減。
なお、インノスリーブ効果としてイドラ1100機での使用では従来12万4500ショットで交換が必要だったが、17万4300ショットまで寿命が延びた。サイズは内径50 ~210㍉、長さ200~1600㍉。展示会情報はQRコードから。