SDGS
ダイカスト新聞はSDGsに取り組む企業を応援します。
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◇SDGsは取引業者を選別する基準に
SDGs(持続可能な開発目標)は2030年までに環境保護を軸に社会課題解決を求める国際公約。自動車メーカーの調達ガイドラインをはじめ、大手ダイカストメーカーも動き出し、ダイカストのサプライチェーンでもSDGs活動を積極的に行なう業者を選別する動きが始まっています。SDGsへ対応していることが取引条件になるのです。
ただ現段階では中小企業の多くがSDGsを理解していないため、「いち早く対応する企業ほど調達先として選ばれやすい」、差別化のビッグチャンスがいま到来しています。
◇SDGsへの取り組みを周囲に認知することが最も重要
今後、「SDGsに積極的な姿勢を誰にも知られていなければ、世間にとっては取り組んでいないのと同じ」とみなされるため、企業は積極的な情報公開が求められます。環境省は経営と社員の距離が近い中小企業の方が大企業よりSDGsに取り組みやすいと指摘します。そしてメリットを以下に挙げます。①企業イメージ向上、②生存戦略になる、③新事業機会の創出。
◇SDGsに取り組むことは利益に直結
SDGsの取り組みは年1300兆円の巨大な経済価値が試算され、世界の機関投資家にとって投資対象の最上位にいま位置付けられています。営利目的の企業にとってSDGsに取り組むことが利益に直結する流れが始まっています。日本の企業数は2015年の約400万社から2040年には約300万社に減少することが予想されており、SDGsへの取り組みが生死を分ける基準と目されています。