2022ダイカスト展示会注目のブース

ヒシヌママシナリー


サーボ制御の油圧ポンプ搭載の新型ダイカストマシン

亜鉛ホットチャンバー「CX-25Servo」(型締力25㌧)

 ダイカストマシン/周辺装置・FA自動化システム設計を手掛けるメーカー、ヒシヌママシナリーは2種類のホットチャンバー方式ダイカストマシンと、マシンに連動した自動化設備を披露する。

 新開発の亜鉛用ホットチャンバーダイカストマシン「CX-25Servo」(型締力25㌧)=写真=はサーボ制御の油圧ポンプを搭載。射出&型締&押出の速度や圧力をタッチパネル画面で調整を可能にした。また金型ごとに全設定&多軸ロボットプログラムを保存可能で、段取り時間の削減効果がある。さらに事務所から作業現場の状況確認も可能なIoT機能を搭載する。

 会場ではタッチパネルデータ、設定データをタブレットで見える化できるIoTの展示も予定。またダイカストマシンメーカーだからできる自動化システムとして、マシンと周辺装置を統合し、効率的な自動化システムも提案する。

 ブースでは省エネ、省資源、省スペースを実現した亜鉛用パーティング射出方式ホットチャンバーダイカストマシン「U2ZR」(金型サイズ100mm×130mm)も紹介する。超高速ホットチャンバーで、小物ダイカストの生産性を最大限突き詰めた実績あるダイカストマシンだ。

 自動車産業の厳しい要件を満たす、高精度な高周波同軸コネクタのハイサイクル鋳造を実現。パーティングラインより直接鋳込むため、エアールームが極端に少なく鋳造性に優れており、スプールレスのため、材料のコスト削減にも貢献する。