2022ダイカスト展示会注目のブース

東洋機械金属


次期電動ダイカストマシンを初披露

高速・高加圧の射出性能、そして省エネ、省スペース

 東洋機械金属は次期電動サーボダイカストマシンのProvisional modelとして 「Ds-350EX2」 の機械展示とIoT対応の生産管理システム「T-Station lite Ver.2」を展示する。また、「T-Remote Web」を用いた実機による遠隔操作を実演する。

 「Ds-350EX2」は「射出の高性能化」「省エネルギー」「省スペース」をコンセプトに展示会で初披露する。特筆すべきは射出性能であり、THRV SYSTEMを搭載した射出装置により高速・高加速性能を向上させた。また、新設計した電動増圧ユニットは従来機と比較して増圧の立ち上がり時間が短く、多段制御を可能とした。

 生産管理システム「T-Station lite Ver.2」は汎用PCで複数のマシンを一括管理でき、「機械の異常をメールで送信」「各種データの外部出力」などの機能が備わっており原因特定や不良品の範囲確認などが簡易にできるトレーサビリティを提供する。

 遠隔操作システム「T-Remote Web」は展示会場とTOYO本社に設備されているマシンを中継し、リモート操作で鋳造時の条件出しを実演する。

 離れた場所の全自動ラインで生産を続ける機械の条件調整や、エキスパートとビギナーが離れていても実践的にアドバイスできることをアピールする。

 鋳造条件の幅を拡げ生産性向上を提案。省エネルギーや環境性能を求める顧客からの需要も見込む。