2022ダイカスト展示会注目のブース

テクノコート



コーティング・肉盛装置「スパークデポ」をフルモデルチェンジ

処理速度1.5倍、消費電力35%減を実現

 テクノコートはコーティング・肉盛装置「スパークデポ」をフルモデルチェンジし、従来機に比べ処理スピード 1.5倍、消費電力 35%削減を実現したNEW「スパークデポ」と、ハンディトーチによるレーザーの溶接状態を見える化した「スマートトーチ」の実演を行う。

 「スパークデポ」は放電加工の原理を応用した画期的なコーティング・肉盛装置で、国内外の累計販売台数は5千台を超え、ダイカスト金型の保全用コーティング装置として今や定番製品として評価されている。特徴はタングステンカーバイド等の強固なコーティング層により、「溶損、焼付、ヒケ巣、欠肉」等の鋳造不良を予防し、「不良率低減、直行率向上」を通して、生産性の安定と向上が図れる。

 機械自体はポータブルで、ハンドトーチで処理を行うため、大きなワークやどんな作業環境にも対応できる圧倒的な現場作業性を実現。極短時間の放電により処理を行うため、熱入力がほとんどなく、歪み、ヒケ、割れなどのワークへの熱入力による悪影響が発生せずに、誰でも簡単に高品質な処理を行う事ができる。

 一方、ファイバーレーザー溶接装置「スマートレーザー&スマートトーチ」は高い汎用性と拡張性を持つ次世代レーザー溶接装置になる。ダイカスト金型の「クラック、欠け、溶損」を最小限の熱入力で溶接補修できるのが特徴。これにより金型補修後の「再クラックの発生低減、補修時間短縮」を通して、生産性向上を実現する。会場では小型カメラを搭載したハンディトーチで溶接部を観察しながら溶接を行う「スマートトーチ」の実演を行う。